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腕時計のベルトの修理事例[時計修理]
こんにちは。
ちょっと暑かったり寒かったりとしてますね。
体調を崩しやすい時期なので体調管理には気を付けてください。
本日は時計の修理ネタです。
腕時計も長年使用していると機械的な故障だけでなくベルトや外装部品といった機能的な部品も劣化していきます。
長年使う中で特にブレスレット(ベルト)部分のトラブルが多いです。
画像はヴァンクリーフ&アーペルの腕時計です。
バックルのピンが折れてしまい腕に着けることが出来なくなっております。
折れた破片を摘出して洗浄して交換する作業を行っていくのですが、
ピンと言っても長さや太さはメーカーにより様々です。
NO1TAKAMATSUではこういったシャフトを複数在庫しております。
基本的にステンレスですがステンレスのSUSと言われる規格にも様々な種類があります。
とにかく硬い物、腐食に強い等、少し柔らかい物など様々な特性の規格のSUSがあります。
その時計に合った適切な素材を選んで適度な長さに切り出して削って磨いて製作していきます。
アンティーク系の腕時計に硬すぎる素材を使うと周りの部品を痛める可能性も高いので柔らかめを使ったりという使い分けができることや、品質が確か、低コストで迅速に修理できる等のメリットが有ります。
またここの部品に関しては真贋鑑定に影響はありませんので当店ではこの方法を採用しております。
ばっちりと直りました。
今回は経年劣化とサビが折れた原因になります。
ホコリや皮脂がサビの原因になりやすいです。ピン以外の修理できない箇所になると交換しかないのですがブレスレット一式は高額な傾向が多いので、こまめに清掃を行うことでトラブルの発生をある程度抑えることができます。
使用後は柔らかい布で拭いたりして、時々外して本格的な清掃を行うとベストです。
もちろんNO1TAKAMATSUでも本格的な清掃を行っております。
相談なども承りますので近くに来られた際でもぜひお立ち寄りください。